春に三日の晴れなしとはよく言ったもので、昨日の快晴とは一変し今日はどんより曇った花冷えの一日となりました。
しかし奥多摩も至る所でサクラが満開を迎え、この寒さのおかげで見頃が長く続いてくれそうです。
今週末のお天気に期待したいと思います。
さて今日は地元のご婦人方が集まるサークルから「治助芋御膳」でお食事会をとのご予約を頂戴しました。
みなさん治助芋(じすけいも)はご存知でしょうか?
じつは奥多摩原産の幻のジャガイモなんです。
戦前までは町内の至る所で作られてましたが、この治助芋は一般的なジャガイモに比べサイズも小さく収穫量も少ないため戦後の食糧難には適さないという理由から一般的なジャガイモを栽培する人が増えいつしか消滅してしまったという経緯があります。
しかし治助芋の味はとても風味豊かでねっとりとしておりとても美味しいんです。
そして数年前から奥多摩の特産品「幻のジャガイモ」として復活したわけです。
ヤマブキの花を添えた経木に包まっているのが治助芋ごはんになります。
その他、治助芋の煮っころがしや奥多摩ヤマメの刺身、今が旬のフキノトウなども使ってみました。
レギュラーメニューではありませんので繁忙期などは対応できませんが、お客様からのリクエストがあれば対応させていただきたいと思いますのでご相談くださいませ。